こんな夜更けにバナナかよ

伊坂幸太郎「チルドレン」山尾美香「今日も料理」は読みかけのまま置いてきぼりにされて、読み始めた渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ」 前二作品よりもたっぷりのページにもかかわらずあっという間に読了してしまいました。


筋ジストロフィー患者鹿野靖明とそのボランティア達のルポルタージュなのですが、新進のライターの勢いと対象者への深い思い入れが読むものを惹きつけます。


介護が必要な障害者が周りにいた経験もなく、老人介護の経験もボランティアの経験もない私には全くの未知の世界なのですが、間違いなく老いていく自分や家族も含めて地域社会での介護、ボランティアを見つめただけもたくさんの問題があルことを知ります。


少しでも興味のある方は一読していただきたい本であります。