真っ当な普通

夏休みに予約した旅館から確認のための手紙が届きました。


中には予約確認のための往復はがきと周辺の案内、地図などのペーパーが。


宛名書きを見ると、滑らかなペンで書かれたであろうきれいなブルーブラックのインクです。ペリカンかな?上質なものであることは間違いありません。


こういうところの趣味とか気遣い一つをとっても期待が膨らみます。


○○風が売りでも、部屋付きの露天風呂があるわけでも、奇をてらった料理が売りでもないのですが、真っ当な普通の旅館がご主人の趣味で高いレベルを保っている感じがします。


旅館も料理屋もそれが大事なのですね。


流行の○○は常に流行を追いかけていなくては維持できません。かといって、流行を追いかけないところか楽チンなのではなくて、普通のレベルの高さを維持することは主人の素養そのものに関わってくるのだと思います。


書きモノ好きの私などインクやペンがよくても「宛名の文字がへたくそすぎる」とお得意様にお叱りを受けるほど程度な訳で、素養の豊かさには程遠いのです。ああ。。。