枝豆

夏、ビールに枝豆。
最高の組み合わせです。


仕事を終えてさっと汗を流した後、キーーンと冷えたビールを一杯、塩ゆでした枝豆をほおばりさらにもう一口。夏の至福です。


先日NHKためしてガッテン」で枝豆の美味しい茹で方というのをやっていました。


枝豆は両端を切り、たっぷりの塩でもんで(産毛を取る)塩を洗い流さずにそのまま熱湯で3分半、ざるにあげて塩を振り団扇であおいで冷ます。(ちょっと覚え間違いがあるかも?自分流も混ざっています)


まっ、料理人なら当たり前の段取りが、一般家庭では当たり前でないのだそうで、皆さん目から鱗だとか。確かに冷凍の枝豆なら袋の後に茹で方が書いてありますが、生の枝豆の茹で方なんて簡単そうでいて案外教えてくれる人がいないのです。


さやの両端を切ることで塩味が入り込みやすいのですが、家庭では面倒くさくてやらない。


産毛を取る塩もみも面倒でしない(我々はすり鉢の中で転がします)


塩でもんだとしても洗い流してから茹でている。


塩を入れずに茹でている、もしくは潮の量が圧倒的に少ない。(特に枝豆は潮の量が大切です)TVでは1リットルに40gの塩がよいのだそうです。私達は目分量ですが。


茹で時間長すぎる。5分以上では歯ざわりがなくて美味しくないと思います・・・・が、昔「今日の料理」で説明していた某料理人さんは10分とおっしゃっていました。どう考えても茹で過ぎ(まっ、好き好きかも?)


茹でた後ざるにあげずに冷水に落としている人もいます。昆布だしに漬けるという(菊乃井流)高等技術もありますが。


などと、ただ茹でるだけと思う枝豆、私達料理人には当たり前すぎる料理過程にもコツのようなものはたくさんあるのだ・・・ということを知りました。


近頃では「生の枝豆なんて面倒くさい。夏だって冷凍なら安いし簡単」という方も多いのでしょうね。実際ビアガーデンやチェーン店の居酒屋などはほぼ冷凍枝豆オンリーなのだそうです。中国産枝豆で安値安定。調理がマニュアル化しやすくて間違いがない。


でもね、このサイトをご覧になる方はきっと今日の買い物篭に生の枝豆が入るはず、ダダ茶豆も出荷が始まるようだし。