セレブのピアノ

特にTBS系列がお得意の「セレブ」というのがcelebrityの略らしいということ自体知ったのは最近のことです。ただ、TVでいうセレブというのは「有名人」ということだけでなくて「お金持ち」(有名でなくても)という意味もたぶんにあるらしいし、職業的セレブ(叶姉妹とか神田うのとか)は、お金持ちというよりは高価なものを日常的に身に着けているという意味もあるらしいのですね。


まっ、なんとなく豪華な人たち・・・・くらいの意味なんでしょうか。


で、
島田伸介の突っ込みトークが面白くて時々録画している「なんとかバリュー」という番組にでていたセレブ(素人のお金持ち)、親が娘にパティック・フィリップ(超高級時計)買ってあげるというのですから間違いなくお金持ちなんでしょう。二人ともピアニストという娘さんは数台のピアノを所有しています。


ショパンポロネーズの一節を弾いたグランドピアノはドイツのザイラー。私のような素人が聞いてもありゃりゃりゃ・・・・というほどで調律がかなり辛い。音の響きは日本のピアノにはない豪華さがあってステキなのにもったいない。


さらに別宅においてあるスタンウェイのグランドピアノでは同じショパンの「革命」の一節を弾きます。このスタンウェイの調律もザイラーほどではないにせよ「あーーーあ、スタンウェイなのにぃぃぃ」というチューニングです。


しかし、これでさらにスタンウェイのフルコン グランドピアノを注文中というのですからセレブというのは恐れ入ります。


きっと、練習室らしい処にあったヤマハのグランドピアノの音だけはちゃんとしていて、他のピアノはお飾りだからいいのか・・・と思っておくことにします。


三歳だった娘が通っていた音楽教室でさえ、「ピアノ調律はきちんとしておいて下さいね、変な音を小さい子に聞かせてはいけません」といわれたくらいなのに、プロのピアニストがあのチューニングのピアノで気持ち悪くないのだろうか。


お金があるだけってプロもねぇ・・・・といのは貧乏人のひがみ。