自己管理

朝から兆候はあったのでした。


あまり薬に頼らずに・・・・と頭痛を我慢しながら仕込みを続けていたのですが、ランチ前になっていよいよ集中力まで切れてきてしまい、「ちょっと20分だけ横になってくるわぁ」とソファーに寝そべること少々。


「お客様が混んできましたぁぁ」と起こされ、フラフラしながら仕事に追われていると、ランチ終了時には頭痛がほとんどなくなっていました。


因果な体です。


「僕、もうだめ」と寝込んでしまえばそれなりにスタッフが切り盛りしてくれるのでしょうが、がんばっちゃうと身体もついてきてしまうのです。


そのうち大きなしっぺ返しがきっとやってくるのだ・・・とハラハラしながらも、身体だけが資本の個人零細料理屋は、わが身を削っていくのです。きっと寝不足の上にクーラーに当たったのだと思います。


昔若い頃は先輩方が「昨日飲み過ぎちゃってさぁ」と酒臭さを発散しながら仕事をしたり、「昨夜は徹マン(徹夜マージャン)で眠い眠い」と夜を徹して遊んだことを自慢げに話しているのをよく目にしました。


遊び下手な私は、学生の頃から「寝ないとだめ」・・・なほうで、徹夜などもってのほか、翌日の仕事や勉強に支障をきたすようなお遊びは全くダメでした。ただ単に体力がないだけのお話なのですが、外向きには「自己管理」と称して不義理ばかりを重ねてきたのでした。


ただ、この年齢になってくると、いよいよ本当に自己管理をきっちりしていないと生活を守れないことが明らかになってきました。根っこの憧れにある自堕落な生活は借金返済後の引退の後。。。。