挨拶の差

仕入れにいく店に、3ヶ月くらいの差で入った新人の若い子がいます。


一人は初日から大きな声で「おはようございます」と声をかけてくれました。笑顔も忘れずに。


一人は未だにすれ違っても「おはよう」の「お」の字もありません。目を伏せてしまうというか存在を主張しようとしていないかのようです。だからといって、私が嫌な気分になっているわけでもないので、挨拶の一つくらい、自分の店の子でなければどうでもいいことです。


ただ、何か用事を・・・・となれば、挨拶を交わす子に頼むのは自然なことです。「○○さん、○○用意してくれる」


社会にでて半年も経っていないのに、仕事の差は歴然としてきます。挨拶一つではないのかもしれませんが、それに象徴されるような人柄がその後の人生までも見通しているような気がしてしまうのです。


社会にでてしまうと、「挨拶をちゃんとしなさい」とか「返事をしなさい」などと個人的に教訓たらしく説教してくれる人はいなくなってしまいます。


会社の事務所に「五つの教訓」見たいなモノを張ったり、朝礼時に全員でお辞儀や挨拶の練習をするようなことは勘弁してもらいたいと思うほうなのですが、基本的な社会生活ができない若者にはこうでもしないとだめなんでしょうかねぇ。


基本は育ってきた家庭生活にあるのですね、きっと。


それにしても、挨拶がなってない、とか、返事ができん、などということばかりが気になっている自分のオヤジぶりに気がつくのが一番ヤナ感じです。