魚の目


やっと手に入れたJ.M.ウェストン ゴルフ(靴)を履いて出かけると、右足小指の横に傷みが・・・・普段柔らかい靴を履いているときにはあまり苦にならなかったのに、これではゴルフの意味がありません。


皮膚科に伺うと「魚の目ですねぇ。たくさん歩くとここにできるんですよ。簡単に取れます」と削ってくださいました。


歩きすぎで魚の目はできるのに、ちっとも体重は減っていきません。というより、運動した分以上に食べているわけですね。本当に欲望に弱いヤツです。


店のお得意様でもあるこの皮膚科の先生の病院、そこかしこにサービス意識が見えます。患者を待たせない努力とか、スタッフの笑顔、手荷物の移動のちょっとした気遣い、病院でできる治療の提示などなど。すべての努力はたくさんいるスタッフの個人的な能力に頼るだけのものでなくて、きっと何度もミーティングを開いて話し合い、意識を徹底させることによって得られたようなもののです。同じようにお客様の心地よさをいつも考えなくてはいけない仕事をしていると、努力の一端が見えるような気がします。


巨大病院で患者がモノのように扱われることがあるというのといかに違うかことか。


「病気を治してあげる」という目的以上に「心地よさを提供する」という意識が表に出てくる時代がやってきているのかもしれません。


最近のがん患者のアンケートに「医師、看護士のやさしい言葉が欲しい」というような答えが多かったというのもそんな時代の現れです。


たくさんいるお医者様のお得意様は、こんな意固地な板前にお付き合いしてくださるような方ばかりですので、当然のように99%が人格的にも穏やかで、「この方なら安心して・・・・」と思えるわけで、どんな病気でも各分野の「安心」を持っているのです。これは大きな財産です。