最初の一般人

clementia2004-03-13



地元「花の舞」 鑑評会出品用斗瓶囲 大吟醸生原酒あら走り(あらばしり)です。


あら走りというのは出来上がったお酒を絞るとき、加圧せずに最初にでる部分、出来立ての新酒、火入れをせずに生のまま原酒で楽しむお酒です。澱も引いていませんので霞がかかったようににごっています。


まだ審査員も飲んでいない出品酒。


あら走りでとれたのは斗瓶(一升瓶十本分の瓶)一本のみ。


もちろん市販はされず、私ン処にしかないお酒というのがちょっと自慢です。


「地元のお酒の最上級は是非家で私ン処で使わせてください。きっとお客様の認識が変わります」と土田杜氏、営業課長さんにお願いして出品酒をいただき始めて三年目。


このお酒を飲んだ方々はすべて「やるじゃん、花の舞」とおっしゃいます。


貴重なあら走りをすべて頂戴するのは今年が初めてです。


毎年の出品酒の微妙な違いを審査員に先駆けて毎年味あわせていただくのは光栄です。力のある杜氏さんの渾身の一本は、いいのわるいのとケチをつけるべき品物ではありません。


さて、今年の仕上がりは?・・・・と楽しませていただきます。


一緒に蔵から出品酒の酒粕も届けていただきました。


週明けからは薫り高い甘酒も献立に登場します。