看板グラス〜チョコレート


巷でみかける料理店の看板に大手日本酒の名前が入っているのを見かけます。


自店の名前の下に「月桂冠」とか「白雪」とか「大関」とか。


ビールのグラスにも「キリン」や「アサヒ」の名前が入っていることもよくあります。


あれはタダなんですね。


看板もタダで作ってくれ、グラスは頼めばいくらでも送ってくれ、ビールを入れる専用冷蔵庫もタダ、確か燗付器もタダ・・・・・だった長い習慣が崩れてきています。


「もうできませんから自分でやってください」


お役所の業者ベッタリ体質のようなぬるま湯に浸かっていた気分が一気にぬけます。


もっとも私ン処のような店は、生ビールのグラスの一部をもらったくらいで、燗付けはヤカンでやりますし、看板はもちろん自前、もらい物体質は早くからなくなっていたので痛手ではないのですが、不景気はここまで来たか、という思いにはかられます。


もっとも、看板に宣伝の入っている日本酒一種類だけで勝負できるような時代ではありませんから当然といえば当然なんですが。時代は移ってきているんですね。


デパートにちょっと用事があって地下に出かけると、あそこでもここでもバレンタイン・チョコ、昔と違って有名チョコラティエの実質的に美味しそうなチョコレートもたくさんあります。


チョコ好きとしては、あの店もこの店も食べてみたいのですが、男性が買える雰囲気ではありません。周りはすべて女性。買い物のお供をする男性もいません。


「あなたにあげるチョコ、これでいい?」なんてことはないんですね。


うーーん、買いたいんだけど恥ずかしくて買えない。


バレンタイン当日の夕方、”現品処分50%off男性に限る”なんてやってくれませんかね。