女子十二楽坊


女子十二楽坊というが流行っていてTVなどでよく耳にするのであります。


特に興味のない音楽なので「へーーー、どうしてこういうのが受けるんだろう?」くらいにしか思っていなかったのですが、先日DVDでLIVEを見ることがありました。


通して聞いてみると人気の「奇跡」とか「自由」とかいう曲は、全員ユニゾン(一部中国琵琶のような楽器にバッキングのようなパートがあるのですが)すべての楽器が単一メロディーを演奏していて、伴奏もなければ、ハーモニーもないのでした。


まっ、どの楽器をとっても悲劇的なほど音量の小さな楽器ばかりですので(もちろんマイクでかなり音をとっています)、音を積み重ねることによって音量を増やすということなのでしょうが、ジャニーズ系もかくや・・・・とういほどハモらない集団なのです。中国の音楽のことは全く無知ですのでこういうものなのでしょうか。


それ以上に、両端、特に向かって左側に位置する笛(横笛 尺八のような縦笛ほか)を担当する女性が実際に吹いているように見えないのが気になって気になって仕方ありません。


ソロを聞くとシンセサイザーで増幅したような音色もありますからから、古楽器というよりはエレクトリックな楽器なのでしょうが、横笛や尺八を吹くときの息遣いが見えないだけでなく、一部運指や息継ぎが不自然に見えるのは気のせいなのでしょうか。


アイドルの口パクは当たり前のこととして、こういうスペシャリストのインストルメンタル集団の一部が口パク(楽器版)でしたら笑ってしまいます。


いえ、スペシャリストというのはちょっと違うかもしれません。ソロで活躍する胡弓などの名手に比べると女子十二楽坊の場合一人一人の技量は明らかにそうたいしたものではなくて、だからこそ皆そろって大ユニゾン大会で音楽が成立するのでしょうねぇ。


美しさで売るアイドル集団・・・・ということで納得。


しかし気になるなぁ、笛二人(琴もちょっと・・・・)ホントに吹いてるの?