新製品


「是非ご検討を」を営業マンが持ってきてくれたアサヒ「塾撰」を試飲してみました。


三月発売、主に料飲店をターゲットにしたプレミア ドラフトなのだそうです。


スーパードライの切れ味だけでなく、コクもあって、喉にしみるような刺激感なかなかいいビールであります。値段もエビス・ビールを同クラスで一般ビールよりはほんのちょっと高め。中瓶、小瓶、樽生だけの発売で、大掛かりな全国版CMもやらないというのがこのビールの「売り」を語っているようです。


ただ、今の私ン処のビールのラインアップ、ブラウ・マイスター 琥珀の時間の生ビール、エビスの瓶ビール(毛色の違う外国産ビールも含む)に食い込むことができるかどうか?


今のラインアップにそれなりの安定感があるだけに、新しい商品が割ってはいるのはかなり難しいのです。


たずねてくれる営業マンには「味に力があれば、値段に関係なくいいものは是非持ってきて」とお願いしているのですが、不景気を反映して、発泡酒は元気でも私ン処で使えるようなビールはなかなか現れてくれません。


ましてや、アサヒ、キリン、サッポロの大手がシェアのほとんどを占める現状では、どこも横並び、飛びぬけて美味しいビールを期待したくても無理・・・・というのが現状です。


一社くらい、値段に関係なく試飲した瞬間「こ、これください!」と叫ぶようなビールを造ってはくれないものでしょうか。


ときどき料理屋さんでビールをお願いすると「アサヒ、キリン、サッポロ、どちらにいたしましょうか?」と聞かれることがあるのですが、「どれでもいいです」って答えたことありませんか?


普通の瓶ビールなら「どれでも、まっ、いいかぁ」ってのが本音なのですが、それが依然続く日本のビール業界の辛いところだと思うのです。