ブックレビュー

本棚を見られるのは恥ずかしいモンであります。


私など、「なぁんだ、えらそうなこと言ってて、この程度の本しか読んでないのか」と、絶対言われそうです。


本を選ぶにも人によっては、「本屋で背表紙を見ると俺を呼んでいるのがわかる」とまで言う人もいます。その点でも私は自己主張がないというのか「だれそれのお奨め」っていうのを丸ごと信じてしまう方で、「本屋で呼ばれたこと」など一度もありません。まっ、「だれそれ」というのはかなり信頼している人でもあるのですが。


NHK教育の「週刊ブックレビュー」はよく見る番組です。登場する「推薦人」は多岐に渡る本好きですから、紹介される本も多分野に渡っていて、新しい好奇心をくすぐられます。TVで公に紹介するくらいですから、誰も大ベストセラーを選ぶ人などいませんし、紹介する本でその方の素養まで見えてしまうケースもありますから、半端な本は表れません。実際試しに読んでみると趣味の違いいかんに関わらず面白い本であることが多いのです。


というわけで、控えめに選んでいても週に三冊は読みたい本が出てくるわけで、今手帳に書きなぐってある注文予定の本


「半身」
「捕虜収容所の死」
「忘れられる過去」
「くたばれハリウッド」
シービスケット
「針がとぶ」
「建築における日本的なもの」
「にぎやかな湾に背負われた船」
「ヨットクラブ」


などなど


私がお奨め・・・・といっても誰も信じないでしょうが、「私は」・・・・・推薦者を丸ごと信じたような本ばかりなのであります。お奨めする説得力があるかどうかというのも素養の一つなのでありますな。