折詰
すでに昔話になってしまいそうなのですが、昔は成人式でも近しい親戚や仲人親(これも死語になりつつあります)が、成人の祝いをするご家庭にお祝いの品を届けたものです。
いただいたお宅では成人を迎える子供の親が、お披露目をして宴席をもうけたのです。略式でも「宴席まではもうけませんがお気持ちだけ」と折詰とお酒(四合瓶)引き出物をお届けしたのです。
と、
こんな風なお赤飯も入った折詰のご注文は今年は二件だけ。昔は手が回らないほどの注文があったのですが、今では人間関係が希薄になって人の子の成人式まで気にする人はいなくなってしまいました。
子供の成長を親だけでなく周りが皆で祝うという感覚は、すでに過去のものになりつつあります。