自己管理


自己管理ができない自分は嫌です。


二日酔いで体調不良だったり、しないでよい夜更かしをして寝不足だったり、遊ぶために羽目をはずして翌日の仕事に響くような様は職人として失格だと、自分自信には言い聞かせておかないとだらだらと止め処もなくだらしなくなってしまうような性格です。


そういう割にはダイエットはちっとも進まなくて自己管理できてないじゃん・・・・と言われればその通りですのでたいしたお題目ではないのですが。


まっ、それでも体調を崩すことはあって、今週は火曜日から三日間、頭痛、吐き気、軽いめまい、悪寒、消化不良、下痢とどれも悲劇的というほどではないにせよ、体調不良のオンパレードでした。


それでも仕事を休むわけにはいきません。


考えてみたら店を新築してから8年、一回も寝込んだことがありませんでした。それまでは年に一回くらい風邪引きの発熱で一日くらい仕事を休むことはあったのに、熱があっても体調が少々悪くても気合で乗り切ってきたような気がします。


「俺が休んだら店が成り立たない」などと気張っているのは本人だけの思い込みで、実はスタッフはちゃんとやり繰りしてくれているのですが、不思議なもので「病は気から」言葉通り、「俺がいなきゃ」の妙な思い込みは病気を遠ざけてくれています。


今回も、ちょっとでも任せられるところがあれば任せておいて30分でも寝る、仕事をしては寝る、フラフラしては寝るを繰り返していました。お客様が見える時間には寝ているわけにはいきませんので起きだすと、知らないうちに頭痛や悪寒を忘れてしまっています。因果な性格というのか「僕もうだめ」と諦めてしまえばいいのに、諦めずにだらだら仕事をしていたら三日目の夜の仕事が終わった時点で知らないうちに直っていました。


昨日見えたお得意様など「親方、今日は特に料理に気合が入ってるんじゃない?」と。


んなモンなんでしょうか。体調のいかんに関わらず常に一定の仕事をキープできるのが職人の大事な素養なのですが。。。。


多分の世の中の一線で働く大人たち、体が資本という店の主たちは同じように体を騙し騙し仕事をしているのでしょうね。気がついたら楽しいことに無縁のままバッタリ・・・・なんてなったら悲しい過ぎる。