棒だら

clementia2003-11-29



新物の棒だらです。
巨大です。


鱈をカチカチに乾燥させています。京都の平野屋さんの名物「芋棒」はこの棒だらと海老芋を焚き合わせたものです。


のこぎりで切らなければ切れないほど硬い棒だらを、毎日毎日水を変えながら一週間浸し、ことこと酒をたっぷり入れて焚きます。鱈を焚いた汁には旨味がたっぷり含まされていて、その汁で海老芋も焚き上げると両方がおいしくなるというわけです。


20年以上前山形を訪れたとき、先輩のおばあちゃんが作ってくれた棒だらはいかにもおばあちゃんの味という滋味たっぷりの美味しさでした。


そんな味わいがコースの中にチラット見えると、味にメリハリがつくような気がします。