様々なこと


お昼の松花堂弁当を食べていただいたお客様、お弁当を食べ終えるのに一時間半。ゆっくりしていただけるのは、少なくともヤナ店ではありえないわけでとってもありがたいことなのですが、デザートももってあがって引き下がること三回、新記録かも?


お客様にご注文いただいた「ソシアンドマレ1988」(ボルドーワイン)、「これすでに落ちてませんか?」(熟成が進みすぎて劣化が始まっているってこと)


いくら若いワインがお好きとはいえ、この1988は今がバリバリ。落ちてません。落ちてません。私にすればまだピークが10年は続きそうな濃縮ワインなのに。。。。


ワァァーーーーン。思わず、ソムリエさんたちが集まったあるお席にいって慰めていただきました。


SB食品の「スローライフなチュー」


普通のインスタントシチューより10分間長く煮込んでください・・・・って。この10分がインスタントを超えるスローライフな理由なのね。


スローフード(ちゃんと概念がある)とは言っていないし問題はないのだけれど。。。。なんか居心地が悪い。


休日に見たタランティーノの「キル・ビル


日本通、日本映画オタクが作る血しぶき映画。TV CMには当然見せられないのですが、全編首は飛ぶ手は飛ぶ足は飛ぶ。見に行く前に銀行の週刊誌で見た映画評でも4人の評論家がすべて×。「レザボア・ドッグ」「パルプ・フィクション」のタランティーノは巨匠の風格があるように思えるのですが、この物騒なご時世を思うと、血の雨にはちょっと引いてしまうのはしかたありません。


タランティーノ音楽の選曲はいつも秀逸なのですが、オープニングの「バンバン」 アン・バートンの名盤で親しんだ子供たちの鉄砲チャンバラ遊びと恋の物語歌が、楽器が変わり、コードが変わり、タランティーノ映画の序章になると「バンバン」がそのまま銃撃戦の音に変貌する恐ろしさ。いやいや同じ音楽も人によってえらく変わるものです。


昨日お見えいただたあるお客様。


「親方がお酒のお話は面白いんだけど、料理も一生懸命やっているんだから、料理の説明ももっとしてね」と


う、うれしい。。。。


講釈野郎といわれるのがいやで、一番力入れているはずの料理のお話は、お座敷ではあっさりになってしまうことがしばしばです。お客様の反応を見てから出ないと、料理のお話をすることは控えがちなるのですね。


ネットなどでいろんな批評をする人たち、そうあなた達のお気楽な一言は料理人にずいぶんダメージを与えるのですよ。