休日のケーキ


休日の料理をすることは頻繁ですが、ケーキを焼くことはまずありません。


仕事でも、デザートに和洋中、節操なくなんでも取り入れるほうではあるのですが、ケーキを献立に載せたことは一度もありません。和食にケーキ・・・・なんか馴染みませんから。


息子は勉強の気分転換に・・・などといってケーキを焼いたりしているのですが、昨日のTV「チュウボですよ」を見ながら「シフォンケーキってなかなか上手く膨らまないんだよなぁ」と言っています。


それを聞きながら、「レシピ通りきっちりやれば、大概の料理は何とかカッコウがつくもんだよぉ」と大見得を切ってしまった私。


事実、いい本を選ぶ能力と、レシピを隅から隅まで理解する能力があれば、料理本の料理を再現するのは難しいことではありません。


こちらは一応プロですから、専門外でも押さえ処を察知するコツや、失敗を諦めたりクリアしたりする力についてもそれなりに料理勘が働いて、とんでもない失敗や食べられないほどの料理を作ってしまうことはまずありません。


奥様料理教室をやってみて覚えたのは、素人の方々がどういう料理のコツを知りたがっているかということや、私たちがごく当たり前と思っている手順が案外大きなコツだったりすることです。


というわけで、献立の試作も兼ねて作り始めた晩御飯の鴨の肉団子鍋をやる傍ら、初めてシンプルなシフォンケーキを焼いてみました。


単純なレシピだけに、ちょっとした手抜きや失敗がぺしゃんこシフォンに繋がるのだなと本を読みつつ理解してチョイチョイチョイ・・・・と出来上がりはこんな風。





きちんとふくらみはしたものの、上部に凹みができてしまって「売り物」にはできない水準でした。味は問題ないのですが。。。。


失敗した料理をサイトに載せるのは始めてかも。


切ってしまえば、ほら、わからないでしょ。





・・・・なんて言い訳は本業ではしません。(泡立てすぎた生クリームも含めて)


息子いわく「シフォンは俺が勝ったな」


大見得を切ったものの初めてのケーキはやっぱり素人水準でありました。