オーディオ・ヴィジュアル
オーディオ・ヴィジュアル環境が人並みに整ってからというもの、レンタルで借りてくる映像はDVDがメインになりました。
何度も借りてきては結局見られないで返し続けていた映画「マルコヴィッチの穴」をやっと通してみました。
ストーリーの奇抜さと監督の技量と感性の高さだけでなく、主演の二人、ジョン・キューザックとキャメロン・ディアスに驚きました。
いつものちょっとすかした色男・・・・のジョン・キューザックも、スタイル抜群キュート満載・・・の・キャメロン・ディアスもいなくて、別の俳優です。実はストーリー半ばまでキューザックであること、ディアスであることに気がつきませんでした。見栄えのよさで売れていると思われている俳優は、実のところ演技で見せる実力を持った役者だったのです。
久しぶりに見る日本映画「たそがれ清兵衛」は、丁寧に丁寧に作られた映画でした。
寅さんシリーズで大いなるマンネリをしっかり受け止めてきた山田洋二監督の面目躍如です。人間くさっちゃぁいけません。繰り返しの仕事も手を抜かずに取り組んでいなければ、次の大いなる躍進はやってこない・・・・と教えていただいたような気がします。
NHKのドラマ「蝉時雨」やこの「たそがれ清兵衛」など、いよいよ藤沢周平のよさが実感できる年齢になってきたのでしょうか。昔は辛気臭くていやだったのに。
年齢を経たといえば・・・・先日ある歌い手が、「50歳を超えたら地味にコツコツやることが苦痛でなくなりました」と言っていました。
私など、コツコツやることしか道はないと思っていたのですが、誰でも年齢を経ればそんな傾向になるもんなのですね。(50歳は超えていないけど)
誰でもやることなら「コツコツ」も意味ないかも?