秋野不矩美術館


月曜日が休みですと、映画館もすいている、観光地もゆったり、道路も混雑なしでとてもありがたいのですが、美術館が休みです。ほとんど美術館が月曜日休みなのです。これが苦痛です。


ARTへの理解度はお寒いものなのですが、美術館で過ごす時間は大好きです。


で、
昨日の体育の日が店の休みと重なった月曜日、久しぶりに秋野不矩美術館に出かけてきました。


車で一時間ほどの距離にこんなにいい美術館があるというのに、まだ今回で三回ほどしか伺っていません。この方など長崎からすでに二回も通っていらっしゃるというのに。。。。


今回は開館5周年の回顧展ですので「渡河」「アフガン風景」などなど、代表作がずらりと展示されていて迫力があります。中でも初期昭和20年くらいまでの日本画数点や絵本の挿絵など有名作以外のものに新たに心が惹かれました。


この美術館は秋野不矩の作品だけでなく藤森照信氏の建築が素晴らしい。


苦行を強いるようないきなりの急坂を登りつめると、天竜の美林の中に立つ土と木で構成された建物にたどり着きます。


館内は靴を脱いで入り、主展示室はさらにスリッパも脱いで素足(私は靴下も脱ぎます)籐の感触、石の感触を感じながら巡るのです。


昨日は雨ゆえに今まで気づかなかった建物から突き出た二本の雨樋(あまとい)から、雨が滝のように落ちる風景が見られて、別の趣きを感じさせてくれました。


お気に入りのフレンチ、中華、イタリアンが皆同じ月曜日休みになってしまって・・・・美術館のことも合わせて、店の休日は日曜日にしようか・・・・などと勝手なことを考えちゃったりします。