完成〜落ち鮎
以前に試作をお願いしたことをお知らせしたご飯炊き専用釜がちょっと前に出来上がってきました。
アートノルネさんを通じて信楽の作家中村文夫さんに、「蒸気穴をこの位置に」「こんな大きさで」「中蓋をこの位の厚さで」などなど様々のわがままを言って作っていただいたものです。
手前が三合炊き、奥が一合炊き。
造形的な美しさだけでなく、料理屋の酷使に耐える強度が魅力です。
ご家庭にも最適です。考えてみたら最新式の電子ジャーよりもずっとお安いのです。
今年の鮎は本当に少なかったです。8月はほとんど使えませんでした。
この数年の不漁には慣れてしまっていましたが、今年は異常です。
9月に入って2回目の入荷がありました。
もう落ち鮎とも言える時期ですので、塩焼きでもありません。かといって煮びたしにするには子を持っていませんし、大きさも十分とはいえません。
で、
開きにして一夜干にしました。ハラワタは塩辛にして酒でのばし焼きながら塗っていきます。「鮎の一夜干 ウルカ焼き」です。
やっぱり鮎にはハラワタの風味が加わらなくてはさびしい感じがしますね。