歳相応?


お客様を身なりや年齢、性別で判断すると痛い目をみる、というのは長年の経験で学んだことであるはずではあるのですが、お客様の話題に合せる・・・・という意味ではそれなりの尺度が必要とも言えます。


昨日お見えいただいた6人グループの男性は、会社では「会長」と呼ばれるような70年配の方々でした。


「車はもういいなぁ、そこそこのヤツで」
「そんな走ることもないもんねぇ、今度買い換えるよ」


と、酒飲み話をそれとなくお聞きしていると、皆さんの乗っている車は「AMG」「ポルシェ」「BMW M5」160k/hの時速のお話。


今でもヤンチャな走り屋さん達なのでした。


そういえば、毎月お見えいただくお客様、60歳前に会社を引退されて、50歳から始めたダイヴィングが1000本を越えているというこの方は、スカイラインをトミーカイラでフルチューンしていて、北関東まで昼ご飯にラーメンを食べに飛ばすと。。。。。


やはりほぼ毎月お見えいただくお得意様、50年配の奥様が乗るのは黄色が目にも鮮やかなコルベット。原色の洋服をエレガントに着こなすこの方のことですので、きっとまず色が気に入って乗っていらっしゃるのです、きっと。


年齢はもっとちょっとお若いのですが、仕事をバリバリこなす独身女性。「これ、お土産」「はい、バレンタイン」と度々隠れた美味しいものを探してはもってきてくださる時は、黒のアルファ・ロメオ。お姉さまは古――いメルセデスのコンパーチブルを隠し持っていらっしゃるのだとこの前初めて伺いました。お二人ともエルメスのバッグやタニノ・クリスティーの靴を戦闘服のように着こなします。


ご夫婦で必ずお見えいただくお客様、


「この前清里へ日帰りで行って来てねぇ」と
「お疲れだったでしょう」
「そうでもないよ、ウチの車」


聞くと、20年も乗っているロールス・ロイスなのだそうです。


高価であるからとかではなくて、皆さんご自分のライフスタイルを表現するように肩肘はずに乗りこなす車がカッコイイ。


私の車人生もこれからだ・・・・と信じておくことにしましょう。


ンでもうらやましい。