鮎〜郷の誉

clementia2003-07-04



鮎であります。


季節はまさに鮎であります。


今年は魚影が薄いなどと言われているそうですが、今の時期としててはかなりいい形のものが入りました。天竜川の支流気田川の友釣りです。


何しろ近隣には川漁師がすでにいませんので、釣り自慢にお願いをするしかありません。


「釣り自慢にお願いしたものです」と釣り好きのお客様に申し上げると、俄然意欲がわいてくるものらしいです。それが釣り好きと言うものなのですね。


「なんだ、言ってくれよ。俺が釣って来てあげるから」というお得意様のお申し出は、気長に待つしかありません。皆さんお忙しい方ばかりですから。それでも、日本中どなたも知っているほどの有名会社の社長さんが釣ってこられた鮎・・・・ってのも使わせていただいたことがあります。プレミアは付きませんが。


天然鮎はともかく塩焼きです。今の時期は塩焼きしか考えられません。昨日入った「福建省の塩」がミネラル分たっぷりでいい感じです。小笠原の二代目大木さんの塩とどっちの相性がいいか試してみましょう。





茨城の「郷の誉」さんの純米大吟醸生生原酒です。


花薫光で有名な蔵が、大粒米(タイリュウマイ)という選んだ特に粒の大きな山田錦を28%まで精米して醸造した逸品です。


一般の花薫光より香りはすこし控えめながら、味の厚みとふくらみはそれを遥かにしのぐもので、昨年使った「花薫光 山田穂 五年熟成」にも通じる豊かな味わいです。


今回たった60本のリリース。


きっと何本かは冷温で寝かせているのでしょう。これが冷温熟成されたら・・・・恐ろしく美味しくなるかもしれない。