首から下


ご無礼でなければメル友と呼ばせていただきたい、いつも示唆的なmailをいただく文学研究者の方、mailの宛名見ればどうやら大学の先生らしき方、同じく大学の研究者らしき方、mailの文章を読むとその知性が容易に読み取れる方、などなどそんな方から「読んでるよ」と舞い上がってしまうようなmailをいただくことがあります。


掲示板へ登場されるかたがたも含め、こんな知的レベルの高い方々が読んでくださっているのかと恐縮しまくり、当然のように「私のような稚拙な文章で・・・・」とお返事を書くのですが、「地に足のついた仕事をしている職人の言葉は、文章のレトリックでなく面白みがある・・・・」などというニュアンスのお言葉を頂戴して(自分で言ってしまうとかなり恥ずかしい)穴があたら入りたい心持になります。


私のように、毎日首から下(頭を使わないという意味で)だけで仕事をし、日記に書く内容もそんな仕事にまつわる職人の意固地さを売りにするような人間ですと、頭を使う知的なお仕事をなさる方にはかえって面白いものなのでしょうか。


ない物ねだりで「知性」に限りなくあこがれる板前の書いたものを、「知性のかたまり」みたいな方々が読むという構図は、web日記でなければ実現しないことなのでしょう。


しかし、未だ、ほんとに、マジで、こんな職人の文章に興味を持ってくださるっての不思議でならないのです。


いいの?こんなんで?