暴力


私ン処は繁華街の端に位置しているせいか、街並みもそれなりに落ち着いた、店的にはとてもありがたい場所にあります。


それでもワンブロック離れたあたりには、余り素性のよろしくない店がある場所もあって、週末の深夜ともなると殴り合いの喧嘩もあるようです。争っている姿と言うのは、西部劇や刑事モノTV番組で見るような見栄えのいいものでは決してなくて、ちょっとした小競り合いでさえ目を覆いたくなります。


凄惨さと言う点では、美化される忠臣蔵だって、巌流島の決闘だって、戦国時代のさまざまな合戦だって、酔っ払いの喧嘩の比ではないわけで、一撃で相手を殺せる武器を持った争いになれば、歴史になると凄惨さが薄れてしまいますが、ひとつひとつが凄まじい暴力に変わりはありません。


イラク戦争も相手を屈服させる凄惨な暴力であることを忘れてはなりません。酔っ払いの喧嘩の数百倍の規模なのです。


以前に「何で殺人がいけないことなのか?」と問う若者に明確な答えが出せない大人・・・・が話題になったことがありますが、、悲惨な形で今殺されようとする人の恐怖を実際に味わえば、殺人がいい悪いなど、論理でなく「あってはならないこと」というのを実感できると思うのです。


やっぱり暴力はどんな形であってもあってはならないのです。