深川丼


アサリの剥き身が市場に出始めました。ランチに深川丼を加えようかと思っています。


アサリと白葱をさっとたいて熱々ご飯の上に乗せます。本当にさっと焚くだけにしないと身が硬くなってしまいます。味噌仕立てにする職人さんもいらっしゃいますが、私のは薄甘い醤油味。


昨日のランチで女性のお客様に「よろしければ大吟醸の甘酒もありますが」とお奨めしたところ好評でした。女性にはやっぱり甘味があったほうがいいのでしょうか。


大吟醸の甘酒」と「白インゲンのスープ 苺とミントの風味」をメニューに加えてみます。


11月から始めたランチは、ゆっくりゆっくりとお客様に支持していただいているような気がします。なにしろ、ネットでのお知らせと、小さな看板が店の前に出ているだけです。ほとんどのお客様が口コミでお出でになるようです。


店構えがランチ風でないこともあって、店の前で入るのを躊躇している方、玄関に入ってからお座敷に上がることを知って尻込みする方、やっぱりふらっと入るのには少々勇気がいるようです。


ただ、一度お入りいただくと「へーーー、きれい」「豪華」とこちらが気恥ずかしくなるようなお言葉も聞けたりします。そりゃ、夜の平均的な客単価¥15000と同じお部屋、同じ器です。お見送りもランチにしてはやりすぎかもしれません。


嬉しいのはリピーターのお客様が圧倒的に多いこと。少なくとも「二度と来るもんか」とは思われてはいな・・・・・のであろうと信じることにしておきます。


ランチもやっぱり私らしく、地味にゆっくりコツコツとやるのが一番なのでしょう。


これから筍の値段が安定してきたら「筍ご飯」、用宗から釜揚げシラスが入るようになったら「シラスたっぷりご飯」などがラインアップに加わる予定です。


新しい仕事が根付くには時間がかかります。