秘蔵酒


石川県珠洲市の「宗玄酒造」の営業部長さんが店に寄ってくださいました。


若手新進気鋭の能登杜氏の坂口さんは、開運(静岡県大東町)の波瀬正吉さんの一番弟子、坂口さん自身も開運で10年頭(かしら)を勤められた方です。


昨年夏にはこの蔵の純米大吟醸斗瓶「能」を使わせていただきました。お話をお聞きすると、この「能」、かなりの稀少品だったようで、「そんなにたくさん使っていただいたのですか(6本でもたくさんなのです)、ありがとうございます」と、そうとは知らずに贅沢にお客様に召し上がっていただいていました。


この蔵は銘酒がたくさんある石川県の中でも6000石という地酒ではそこそこ大きな蔵なのでが、一般的に流通する日本酒と、手をかけて少量作る吟醸大吟醸クラスのクラス分けをしっかりなさっていて、前期の「能」などは香りとふくよかさが前面に出た素晴らしいお酒でした。


お話をしているうちに、蔵には大吟醸のしずく取りを斗瓶に囲ってマイナス5度くらいで3年寝かせた秘蔵酒がほんのほんの少々存在していることが判明。


「今回二月の日本酒の会のために是非に」とお願いをしました。


うまくいけば間に合うかもしれません。


この秘蔵酒を飲むことができるのは、多分蔵人と日本酒の会に参加いただける方だけ。


ワクワク


ゾクゾク