経済


経済のことは本当によくわかりません。


「大変だ大変だ、世界同時株安になったら大変だ」と言われながら、今の状況って世界同時株安に近い状態ではないのですか?どう大変なの?


「株価が8500円を切ったら危機的状況」と言われつつ、簡単に8500円前後をウロウロしていて、危機的状況って具体的に何?


「竹中案のハードランディングくらいしなければ、過去の十年間は取り戻せない」と言われつつ、反対勢力もマス・メディアも批判意見ばかりでダラダラと閉塞状態を容認しています。メディアのひとつくらい圧倒的竹中案支持で世論を構築する気概がないもんでしょうか。今、竹中批判だけをしている連中の名前を明記しておいて、後の結果責任を問い詰めたい感じ。


などという大局的なお話は板前風情には全くよくわからないのですが、ランチをとぼとぼやり始めて思うのは、食べ物の価格の異常な安値。


ハンバーガーや牛丼をはじめとするデフレ価格は信じられません。


もちろん企業努力によって達成された汗の結晶なのでしょうが、日々食材に向かっている職人としては、真っ当で安全な材料で真っ当な仕事をしていたら、丼を500円以下に押さえたり、鮪一切れの握りが100円以下でそれなりに見えるというのは、私には無理です。


どこか歪んでしまいます。


自分が食べて普通に美味しい物に、店がこわれちゃわない値段をつけるというので「高すぎる」という感覚が蔓延するとしたら、そりゃ食べ手の方がおかしい。