ロード・トゥー・パーディション
「ロード・トゥー・パーディション」はギャング映画で、妻と子を殺された男の復讐劇で、ロード・ムーヴィーで、二組の親子の愛情を描く映画で・・・・・トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、すでに顔で演技している子役(名前を忘れました)のしのぎを削るような名演技と、サム・メンディスの演出、ハリウッドの大立者の製作、脚本、撮影監督、美術監督すべてにわたって超一級そろいのスタッフ・・・・・・とあらゆるものがテンコ盛りにされているにもかかわらず、見るものは切り取られた映像の美しさと、スリリングなストーリ展開にひたすら魅せられる名作でした。
どこを褒めたらいいんでしょう。
すべてが巧みなのにあざとさがなくて、映画そのものに惹き込まれます。
いい映画というのは、メッセージがたくさんこめられていることが多いものです。
見た直後の私に感じられるのは、親と子の絆なのですが、きっと二度三度と見るうちに見方が変わってくるのではないかと思います。
間違いなく今年見た映画の中で一番の傑出した作品でありました。