ノン・アルコール


アルコールが全くダメ・・・・というお客様はたくさんいらっしゃいますので、基本的に「よろしければお茶をお持ちしますが」とお勧めをします。


他にも、メニューにはウーロン茶、サンペレグリーノなどのノン・アルコールの飲み物と、アルコール度の低い甘口の日本酒、たっぷりの氷で割った文蔵さんの梅酒1999が用意してあります。


道路交通法の改正で、飲酒運転の罰則が厳しくなった影響は飲食店と酒屋にはかなり厳しくて、郊外店では壊滅的といってもいいほどなどだそうです。


私ン処などはもともと、街中のことで専用の駐車場もありませんし、飲むことがわかっていて自家用車で来るお客様などいませんから、肌で感じる危機感はなかったのですが、仕入れの時に郊外でお店を持つオーナーシェフとお話をすると、「商売のやり方を変えないといけないよ」と言わせるほど大きな減収になっているのだそうです。


そんなこともあって、ビールメーカーの営業マンがノン・アルコール・ビールの試供品を持ってきました。


オランダの「バクラー(BUCKLER)」


ノン・アルコール・ビールなど美味しくもないものと頭から決めてかかっていましたが、これは案外いけます。ちゃんとしたビールらしい味わいがあって、喉越しもよろしい。食中に飲んでも、いわゆるソフトドリンクの類のような甘味が料理の邪魔をすることがありません。


アルコールがダメな方のご苦労は当人でないとなかなかわからないものです。


これならお奨めできそうです。