微妙な関係
異性を超えた男女の飲み友達は存在しえるか?
永遠の課題・・・・って訳ではないでしょうが、そいういうお得意様は結構いらっしゃいます。皆さんいい雰囲気です。
昨日お見えいただいたお得意様は、すでに熟年にさしかかったといってもいいお歳で、家族ぐるみのお付き合いながら飲み友達というお二人です。
男性の方は公に関わるお偉い仕事もしていらっしゃいますので、普通の店のカウンター席では頻繁に「いよぉ、今日はどうしたの」と声をかけられる、かといってお座敷で二人では何かしのび会いみたいで気詰まりだ、というわけで必ず私ン処のカウンター席をご利用頂けます。
「このカウンター席がいいんだよねぇ。人に会わないし、親方が出てくれると気軽な雰囲気でいられるし」
長年連れ添ったご夫婦にも、
「このカウンター席だと静かだけど、夫婦二人っきりになるってことがないからいいんだよね、長いこと夫婦やってると会話ってあるようでないから」と笑いながら言われたことがあります。
逆に、若干の下心があると拝見できる同伴のお客様も
「騒がしくないけど、付かず離れず・・・・ってところがありがたいね」と
特にそういう狙いで作ったカウンター席ではないのですが、お気に召していただけるのはありがたいことです。
要は私の気遣い一つなんでしょうね。
お客様ごとにあわせた微妙なさじ加減・・・・・もしかしたら味付けより難しいかもしれません。