サイン


M.ナイト・シャマランの映画「サイン」を先行上映で見てきました。


ストーリーを劇場公開前に一切明かさないため、試写会キャンペーンを避けてください」という監督からの手紙が届き、映画を見た観客宛てにも「ストーリーの結末を決して明かさないで欲しい」とのメッセージを寄せている。


という緘口令が出ているそうなので、衝撃のストーリー展開は口にはできない・・・・・というものすごいどんでん返しが名作「シックスセンス」のようにあるほどでもないと思いますし、前作「アンブレイカブル」のように「あっ、そいういうことか」という思いもよらない驚きがあるというよりも、「そう来るか!ナイト・シャマラン」という感じ・・・・・言っちゃいたい。


この映画でも、「恐がらせる」シャマランの凄腕は相変わらず素晴らしくて、「ウワッ!」と思わず声をあげてしまったシーンが少なくとも2回、いつでも眼をつぶれるように薄目で見てしまうシーン、「来るぞ、来るぞ・・・・ほら来たぁぁ」というハラハラシーンは数え切れないほどあります。


ジョーズ」のスピルバーグ、「エイリアン」リドリー・スコット等の名作と肩を並べるほど、見えないものへの恐怖感の盛り上げ方では、間違いなくシャマランは超一流の仲間入りをしています。


一番感心したのはシャマランのフレーム作りの美しいさ。この監督の映像美の感覚は恐怖の演出以上に素晴らしいと思います。


ストーリー展開やシチュエーションがちょっと辛いな・・・・とは思いつつも最後まであきさせない映画でした。


昨日の続き。


ヴァランドローというボルドーのシンデレラ・ワインと呼ばれるワインがあります。あのロマネ・コンティほどではないのですが、このワインの値段は常に話題になります。


あるワイン屋さんでの値段、ヴァランドロー1995が¥100000、ヴァランドロー1996が¥180000となっていました。


同じワイン屋さんに出たばかりの1995がひっそりおかれていた頃、私はこの半分以下のお値段で入手。別のワイン屋さんで1996も半分以下の値段で購入しています。


とてもまだリストに載せられるよな熟成状況ではありませんが、いつか私ン処のワイン・リストにヴァランドロー1995が10万円以下で載せられたとしても、「高いワインだなァァ」とこそ言われても、「おいおい、ヴァランドロー1995が十万切ってるよぉ、これは買いだね」とは言っていただけないのでしょうね。


一般人のワインの値段の評価なんでてそんなモン。ヴァランドローは自分で飲んじゃお。