朝食は?
朝食にはパンという方も多いかと思います。
そのほとんど方々が食パンなのでしょうか?
我が家ではイングリッシュ・マフィンやベーグル、ライ麦パンもよく登場します。
22年前、アメリカをウロウロした時に、初めてイングリッシュ・マフィンやベーグルに出会いました。当時日本ではフランスパンは一般的になっていたものの、マフィンやベーグルなど見たことも聞いたこともありませんでした。
一ヶ月ほどいたニューヨークの朝食はともかくベーグルでした。
42丁目付近の超安宿の近所にユダヤ人が集まるカフェがあって、そこのベーグルがめっぽう美味かったのです。
「Good morninng dear.今日はなんにすんの?」とでっぷり太ったおばちゃんが出してくれる、ま半分に横切りにしてこんがり焼いてくれたベーグルに、バターをたっぷりぬった奴の味は今でも思い出せます。
イングリッシュ・マフィンはワシントンDCで居候していた若い友人のアパートでよく食べました。
朝、包丁使いが自慢の私がイングリッシュ・マフィンを切ろうとすると、「マフィンは包丁で切っちゃだめだよ」と、友人が横からフォークをブスブスさして半分にちぎってからオーブントースターで焼いてくれました。ちぎったデコボコの焦げ目がカリカリとしてバターとたっぷりのマーマレードの相性が最高でした。毎日でも飽きません。
アメリカの食べ物は不味い、という風評は私的には朝食で覆されました。
ベーグルやイングリッシュ・マフィン、たまにはどうでしょう。