喜久酔 松下米

clementia2002-08-23



昨日チーズをネット上で紹介したから・・・・・と言うわけではなくて、以前からのチーズファン(チーズ プロフェッショナル、ソムリエを含む)のお客様が、たまたま昨日のお部屋に揃ったために、15人のお客様からチーズの注文をいただきました。日本料理店では稀有。


嬉しい。


日本酒との相性もいいチーズの数々、初めてワインを日本料理にと思って地道に始めたころを思い出すと、日本料理店でチーズも食べることができるという時代がきてもおかしくはないかもしれません。時間はかかるでしょうが。


以前にも紹介した静岡県藤枝市 喜久酔さんの松下米がヴィンテージごとに勢ぞろいしています。


松下米 純米大吟醸 2000年 2001年 2002年


松下米 純米吟醸 1999年 2000年 2002年


人気のお酒ですので、普通ですとその年の新酒があっという間に売り切れてお仕舞い、という松下米ですが、今なら垂直試飲を6種類の形でできます。


松下米というのは、喜久酔さんの地元藤枝の若い農家さん 松下利明さんが有機農法酒米山田錦を作り、喜久酔さんに「この米で酒を造ってください」と持ち込んだことから始まりました。


蔵元ではその酒米の出来のよさに感心し、精米を山形までわざわざ送ってやらせ丁寧に丁寧に仕込まれたというお酒です。


松下さんの有機の田んぼには、蛙やトンボが帰ってきたという余話まであります。


ブルゴーニュワインで言うモノポール(単一畑)のような試みが、山田錦の名産地兵庫でなく静岡の片田舎で行なわれていることは素晴らしいですね。


もちろん文句なく美味しい。