ふんぞり返り客
よく伺うホテルの中華料理店へ家族で出かけてきました。
丁度私の視界に入る斜め前に、三人の家族らしき客がいました。
50がらみの夫婦はどうも態度がふてぶてしいといのか、「俺たちは上得意であるオーラ」がバリバリなのであります。
ご主人らしき人は椅子からずり落ちるのではないかと思うほど反り返って座り、奥様らしき人も笑顔や美味しそうな顔がひとつもなくて神経質そうに食べています。
支配人がもみ手をするようにご挨拶にいくと「前菜の味付けが辛いのよね」という声が聞こえてきます。「申し訳ありません。調理長の○○が今日はお休みでして・・・・」
支配人がそういう言い訳はしちゃぁいけないのにな。。。。。と思いつつ、お客の側の物腰も回りのわれわれまでも不愉快にさせます。
などと、少々いやな気分でいたら、新人研修のバッチをつけた女性のサービスが「お飲み物の<方>いかがしますか」「こちらのお皿の<方>お下げしてもよろしいですか」「このお料理の<方>お取り分けしますか」
<方><方><方>
全部の<方>を取り除いてしゃべれんかな。
いらぬことまで気になって、気が付いたらキャプテンらしき男性まで<方><方>・・・・
気に入っていた店が壊れていかないでね。頼むから。
考えてみると、私ン処には前記のような、いてもおかしくない「ふんぞり返り客」がほとんど見えません。いや全くあり難いことです。
ちょっとでもそういう素振りの客がいると、私があからさまにいやな顔をするからいつかないだけかも。