clementia2002-04-23



そろそろ前菜に「粽」を登場させなくてはいけない季節です。


ものの本によると、中国「楚」の屈原(漢文でならった憶えがかすかに・・・)を供養したのが由来だとか。旧暦の五月五日の命日にもち米にうるち米を混ぜたものを笹でくるみ、井草でぐるぐる巻きにして蒸したものを食べたのだそうです。何回も巻くことから「千巻き」の字も当てられます。


今、粽の中に入れるものは古来通りの蒸した米のほか、ウイロウ、飴、葛など様々あるのですが、私ン処ではお寿司を入れます。穴子寿司だったり、鯛だったり。今日の中身は一味鯛の昆布締めです。


巻き様も二枚の笹を使うやり方と、一枚の笹の場合、それぞれ微妙に違います。こんなことも一年に一回だけなのですが、若い頃に習ったことは手が憶えていて自然に体が動いてしまうものです。