フィルター〜色眼鏡


傍らで流れているTVに指揮者の西本智美がインタビュー番組に出ていました。


最近、ロシア ボリショイだったかの首席指揮者になったばかりの逸材です。


女性、しかもかなりの美形。


以前にジャズバイオリン奏者の寺井尚子さんのことを書いた記憶があります。美しいなるがゆえにメディアに頻繁に露出し、実力以上の評価に戸惑いを覚えないかとというような気持ちがありました。


本来実力だけで評価される世界では、美しいとか、スタイルがいいとか、家柄がいいとかいうフィルターを通して見られることがいいものか、悪いものか。


少なくとも、メディはそこに飛びつきます。


女性なのに指揮者、しかも美しい。


女性なのにジャズバイオリニスト、この世界には珍しく美しい・・・・などなど。


ポップスの世界では美しさは大事なファクターのひとつですが、クラシックやジャズでは時に実力を測る際のフィルターになってしまいます。フィルターの色が濃いか薄いか、実力と色のバランスはいかがなものか。


たとえば


阿川泰子(濃)
秋本奈緒美(激濃)
綾戸ちえ(薄)
鈴木重子(地元ゆえ評価できず)
寺井尚子(中濃)
高嶋さち子(濃?)
千住真理子(中濃?)
諏訪内晶子(薄)
五島みどり(薄)


なんていうのはかなり偏見か?


美しいというのは男性としてはかなり好ましいことではあるのですが、メディアの取り上げ方がどうもね。


ちなみに女性にはこんな方を・・・・・アルバムは今聞き始めたところですが、かなりよいです。フィルターの色は薄いかも?