お茶


ペットボトルに入った中国茶日本茶が以前にもましてブームのようです。


企業はウハウハ、大もうけ?


誰がどう考えても、あの値段であの程度の味ならば原価は知れたものです。


最近では、仕出しのお弁当の配達をしても「缶入りのウーロン茶をつけて欲しい」という注文が増えてきました。女子社員に(男子でもいいはずですが)お茶を入れさせるのがためらわれるからなのでしょうか。


同じ値段をだして、いい茶葉を使って、お茶を入れる方が丁寧に仕事をすれば「おお!これは!」と言う声がでるほど美味しいお茶を提供できるはずです。お茶汲みが板前ほどに評価されます。


日本茶でもペットボトルを買うのと同じ値段でかなりいい煎茶が買えますし、中国茶でもたぶん凍頂烏龍茶が買えます。紅茶でも贅沢なダージリンが手に入るでしょうし、ほうじ茶でしたら驚くほどいいほうじ茶を使えます。


缶入りのコーヒーにしても、なんとかドリップ製法だとか、今までの概念が変わるとかいっても、安物の豆を使って紙フィールターでいれたコーヒーのほうがはるかに美味しいはずです。


気軽さを求めるがゆえに添加物とか、香味料に慣れてしまって、手間にもならないくらいの当たり前の作業を捨ててしまう日本人の所業は変です。


身近に急須と湯飲みを。