売りって何?


私ン処の「売り」ってなんだろう?


広告などで数行で表そうとしたら?


と考えてみると、「これといってないじゃん」ということになってしまいそうです。


ちょっと前にお知らせした地方グルメ誌の記事では
「食事・器・お酒・・・すべてに妥協なし」


妥協してるなぁぁぁ。ぎりぎりのところで無理はしていますが、やっぱり妥協はしています。


以前に広告に偽りありとご批判をいただいたネットでの紹介では
「全国から厳選した素材と銘酒」


厳選はしているつもりではありますが、もっと凄いレベルで厳選してる店は大都市に行けばいくらでもあります。私ン処程度で厳選っていうのに無理があるかもしれません。


「しっとりした和風のたたずまい」


和風のたたずまいですが、売りってほどではありません。


「もてなしの心」


んなものどの店だって持つのが当たり前。


「こだわりの・・・・」


さ、さむっ


「選りすぐりの日本酒・ワイン・焼酎」


どれも中途半端ってこと?


「80年の伝統」


伝統=手垢のついた・・・


「旬の素材の持ち味を生かした」


素材に頼って技術がないってこと?


「究極の」「一流の」「探究心」「創作」「正統派」「趣味のいい」「品格」「地元の素材のみ」「心配り」・・・・・・・


どれも口にしたら冷汗が出そうです。


どの言葉も、それを「売り」としたらウソになりそうで店そのものを言い表していません。


いっそのこと、ほかはダメでも「スープだけは」っていうラーメン屋さんとか、素材はそこそこでも「値段は負けない」っていう居酒屋さんとか、料理や器はまずまずでも「痒いところに手の届くサービス」とかいった一点集中の「売り」があった方がお客様には受けるかもしれませんね。


私ン処の「売り」ってなんだろう・・・・お客様に聞いてみよう。