広告


私ン処は小さな小さな料理店ですから、広告に使うお金はパンフレットとwebサイトくらいです。


これでも学生時代にマーケッティングを専攻していたのですが、基本的に自分の広告には「こっぱずかしさ」がつきまとってつい消極的になってしまいます。


「こだわりの」とか「究極の」とか「心からのおもてなし」とか「厳選された素材」とか「一期一会」とか自分からお披露目しようとしても、いやいや、私ン処の試みなどまだまだお恥ずかしい限り、自分なりに好きでやってはいても、もっともっと素晴らしい店がいくらでもあります、と本気で思っていますし、広告を見たお客様に「その程度の内容が”こだわり””究極”なのか?」と問われれば、「いえ、私が悪かったです。ごめんなさい」と即あやまってしまうでしょう。


店の形態もどなたにでも来て頂くものではありませんし、値段も普通から見ればフラッ立ち寄る値段ではありませんから、一般的な媒体を使った広告で多くの方に知っていただいても意味がありません。


ですから、新聞やDMでの広告は新装開店した7年前に一回行なっただけで、それ以来全く行なっていませんし、お恥ずかしい話ですがグルメ系のメディアに取り上げられることも極まれです。


小さなほぼ予約で席がうまってしまう店にはそのくらいがちょうどいいのではありますが。


で、
以前に書いたように、めずらしく地方のグルメ誌の和食特集で店を取材してくださいましたので、これを機会にその雑誌に広告を載せてみました。


その雑誌の購買層を考えると、記事を見てすぐに予約の電話が・・・ということはありえませんが、「機会があったら来てね」もしくは「細々とですがこんな店も営業してます」くらい店を知っていただければ十分ではないかと思っています。


創業80年は自慢でもなんでもありませんが、何年もやっていて全く知名度がないことは自らの不徳のいたすところです。その辺のところは少しは解消されるかもしれませんね。


webサイトの紹介もされていますから、アクセス数がほんのちょっと伸びるかも?お暇なら注目してみてください。