春へ
日に日に陽射しが暖かく感じられる日が増えてきています。
もう明日は三月です。
岡部町の新筍も一回りサイズが大きくなってきました。口に入れたときの食感と香りが微妙に変化してきています。
蕨も少し前に紹介した「かぎ蕨」が無理なく入ってくるようになってきました。
焼き物に使っている三河の柳鰈もこのニ・三日で真子が大きくなり始め、本体の身のほうが少し薄くなってきたように感じられます。もしかすると使うのはもう数日でお終いかもしれません。
平目はまだ大丈夫です。
鯛はたまに使える肥えたものにお目にかかります。平目からサヨリを経て鯛へ移るのはこれからです。
香りも柚子からちょっと早めの木の芽が欲しくなります。
毎日の仕入れと仕込みで徐々に感じていた春の息吹は、一週間くらいで一気に花開きそうな予感があります。
板前が感じる春満開はもうすぐそこです。
昨日「気になるCMミュージック」ということで書いた三菱モータースCMのギターは、「ポンニチ」どころかかのエリック・クラプトンであるとお得意様にmailで教えていただきました。
どおりでビート感があって上手い訳です。
クラプトンファンが知れば「なんちゅう頓珍漢なヤツ」とヒンシュクものです。
ジャズファンなら、マイルスのトランペットを「結構いい雰囲気出せるラッパじゃん」
クラシックファンなら、ホロヴィッツを「なかなか上手いピアニストだね」って誉めるようなもの、お恥ずかしいたらありゃしません。なにせロック音痴の板前です。お許しください。
が、
逆にいえば、先入観もなにもなく、CMの音だけでいいギターだって目をつけたってのは、それなりの感性・・・・といことにしておきましょう、恥ずかしい自己満足ですが。