農家さん


晦日谷野さんがご注文のお節を取りにきていだたきながら、お歳暮がわりとたっぷりの自家農園の野菜を持ってきてくださいました。


直前にデジカメが壊れてしまってお見せできないのが残念ですが、ロメインレタスブロッコリーニ、ディル、チャービルなどなどなどたっぷりと。


正真正銘の採れたてです。


市場は12月28日から年明け4日まで荷がストップしていますから、農家さんを除くと日本で一番新鮮な野菜を手に入れた(ちょっと大げさ)わけでお正月も豊かです。


ロメインレタスでシーザー・サラダ、ブロッコリーニでアンチョビといっしょにパスタ。


楽しみ。


お年始に三ケ日の親戚へご挨拶に行ってきました。


三ケ日といえば温州みかん。おかげで、家ではみかんはいただくもので買うものではありません。


しかも、親戚の所は三ケ日の中でも奥平山といって温州みかん最上の地のひとつです。土と日当たり、天候の違いで同じ三ケ日みかんでも地域によって味は雲泥の差があるのですが、奥平山産のみかんは味が濃縮されていて特に美味しいものです。


皆さんは貯蔵庫の中から取り出したばかりのみかんが、素晴らしく美味しいことをご存知でしょうか。みかんは食べる時の温度で美味しさがまるで違うのです。冷蔵庫ほど冷たくなく、部屋の中ほど暖かくなく、かといっても寒い廊下でも温度が微妙に高すぎます。まさに奥平山の貯蔵庫の温度というのがえもいわれぬ美味しさを作ります。おかげで今日だけで10個は食べてしまいました。


この親戚には大学生を頭に三人の子供たちがいるのですが、まだだれもみかん農家を引き継ぐ気持ちは芽生えていないようです。


天から授かった最上の場所と、素晴らしいみかんの木を財産として持っていることを若い彼らはまだ理解していないようです。


土とともに生きることは容易なことではないでしょうが、あんな美味しいみかんは是非引き継いでほしいものです。引退後の私の仕事にしてもいいくらいです。