恋人たちのクリスマス〜お父さん
日本ではクリスマスに宗教的意味のほとんどないことなどわかりきったことではありますが、恋人たちのためのクリスマスなんてのもいつからのことだったか?たぶんこの十年くらいの流行りモンです。
カソリックの方から見れば、クリスマスは家族と過ごす日であって、娘、もしくは息子だけが恋人と過ごしたいなどなどといっても親は絶対、間違いなく許すはずがないのだそうです。
そういえば、私が子供の頃クリスマスといえば、オヤジ達がクラブ(バー・キャバレー)のクリスマスチケットを買わされ、三角帽子をかぶってクラッカーを打ち鳴らしおねーちゃんと騒ぐ日であったことがありました。あのクリスマス・パーティーはどうしちゃったんでしょう。
流行りモンという意味では恋人たちのクリスマスも、オヤジのクリスマスも同じ範疇なわけで、踊らされていい気持ちなっているのは当人たちだけです。
クリスマスといい、バレンタインといい・・・・そのうちダイエット食品メーカーがラマダンをダイエットの日って持ち上げる可能性だってなきにしもあらずです。
などと憎まれ口をたたくのは、何を隠そうクリスマスにいい思いなど一度もしたことがない板前の僻みなんですが。
結婚式場でのこと、「新婦のお父様でいらっしゃいますか?」とホテルのスタッフに尋ねられてしまいました。
愕然
新婦とは16歳はなれているけど従兄弟どうしなのに。
因みに、先日お客様には「親方、還暦はまだだよね」って。
四捨五入してもまだまだ、ぜんぜん。
まっ、そんな風に見えるってことね。もう諦めました。いまさら若く見られたってネ。
と、僻みだらけのクリスマス。