連載

 
お付き合いをしていうるタウン誌で、コラムのようなものを一年間連載させていただくことになりました。(月一12回だけですが)


コラムのようなものといったって、自分のサイトの「板前日記」のように書き散らせばいいというわけにはいかず、地域限定とはいえ不特定多数の方々がご覧になる媒体に、板前風情が文章を書いていいものだろうか、更には読者層も考えると読むに耐える内容の蓄積が自分にあるのだろうか、などなど戸惑いばかりではあったのですが、二年半ほぼ毎日のように書いてきたというだけの実績にもならない積み重ねだけを頼りにお引き受けすることにしました。


いざ原稿を書き始めると、ホームページという特殊な媒体での板前日記の文体や形式は一般的な文章とは段落のおき方、言葉の言い回しなどなど異なる点がたくさんある上に、きめられた文字数に文章を当てはめるのはとても難しいことが早くも実感し始めています。


安受けあいするんじゃなかった・・・・と後悔しても後の祭り。


ヨタヨタ、バタバタとあっちを消してはこっちを足し、表現を変えてはまた元に戻しを繰り返して、出来上がりを読み返してみると面白くも何ともない。


もともと受け狙いの気の利いた文章など思い浮かぶはずもないのですから、分をわきまえて素顔の板前風情を出すしかないのですね。


というわけで、浜松地区で来年早々から、私の下手の文章を目にすると、「なんだ。これって板前日記に書いてあったことジャン」というのが一年続く可能性があります。


ネタ不足、文章の稚拙さ、思慮の浅さはこのサイトにお付き合いいただいている方はよくご存知のはず。やさしい、暖かいまなざしを持つ弁いちサイト常連さんとして、板前に対して寛容の精神をお忘れなく。するどい突っ込みは入れないでね。