能力の差
たとえば、向田邦子さんのエッセイを読むたびに、
ネットでとはいえ、日々の事を文章にして公にするには自分の文章があまりに稚拙である事を思い知らされ、1週間はPCに向かうのが憂鬱になります。
たとえば、ファンでいつも拝見する有田芳生さんのサイトを開くたびに、
同じ日記のような体裁を取りながら、思慮の深さ、文章のわかりやすさ、伝わりやすさ、ジャーナリストとしての見識・・・・・同じ土俵で文章を公にするのは犯罪ではないかと思うほど恥ずかしくなります。昨日書いたような「思索」などという知ったような言葉は、ネット上では安易に口にすまいと穴にも入りたい気持ちになります。
まっ、無知と浅学を明らかにすることを面白がってくださる、奇特な方々もいらっしゃるわけですから、それはそれとして恥を晒しつづけようと腹を決めているわけですが。
で、
その有田さんの「酔醒漫録」で知ったある中学教師の文章がとても印象的でしたので、ご承諾を頂いた上で紹介させていただきます。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
もし 今日がついてない一日だと感じたあなたもこれを読んだら現実が
違って見えるかも……。
もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を100人の村に
縮小するとどうなるでしょう。その村には──
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます
52人が女性です
48人が男性です
70人が有色人種で
30人が白人
70人がキリスト教以外の人で
30人がキリスト教
89人が異性愛者で
11人が同性愛者
6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ1人が瀕死の状態にあり
1人はいま、生まれようとしています
1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています
もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、相手を
あるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、
そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらか
です。
また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。
もし、あなたが今朝、目が覚めた時、病気でなく健康だなと感じること
ができたなら……あなたは今いきのこることのできないであろう100万人
の人たちより恵まれています。
もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や苦悩、あるいは飢えの悲
痛を一度も体験したことがないのなら……あなたは世界の5億人の人たち
より恵まれています。
もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖
を感じることなしに教会のミサに行くことができるなら……あなたは世
界の30億人のひとたちより恵まれています。
もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場
所があるのなら……あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれて
います。
もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入っ
た入れ物があるなら……あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8
%のうちのひとりです。
もしあなたの両親がともに健在で、そして2人がまだ一緒なら……それ
はとても稀なことです。
もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間2倍の
祝福をうけるでしょう。なぜならあなたの事を思ってこれを伝えている
誰かがいて、その上あなたはまったく文字の読めない世界中の20億の人
々よりずっと恵まれているからです。
昔の人がこう言いました。わが身から出るものはいずれ我が身に戻り来
る、と。
お金に執着することなく、喜んで働きましょう。
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく、人を愛しましょう。
誰もみていないかのごとく自由に踊りましょう。
誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう。
あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
何度も読み返し、しばらく世界と自分に思いをはせました。