食べられる


いろいろな形式があるとはいっても、フランチャイズの食べ物屋さんや支店をたくさん持つ大手、大量生産の食べ物屋さんが美味いわけないと信じていました。


ファミリーレストランに味や心遣いを求めていくことは決してありません。


先日の休みに出かけた中華料理屋さんはフランチャイズの店ですが、友人の「結構食べられるよ」という話を聞いて覗いて見ました。


入り口で「あっ、弁いちさん。ようこそおいでいただきました」と


(えっ?なんでわかるの?)と一瞬と惑ったのですが、声をかけてくれたマネージャーはよく見ると、年に2〜3度しか顔を出さない洋服屋さんの店長をしていた子でした。


たまにしか行かないお客の名前をしっかり覚えているような資質をもったマネージャーをしっかり引き抜いているのです。たいしたものです。


早い時間だったので空席が目立っていたのですが、一時間ほどもすると50席くらいの店内は20代後半から30代の男女で満席になり、外には空きを待つ人も・・・・。世間では暇だ暇だと言う月曜日にです。


献立は驚くほど目新しいと言うわけではないのですが、それぞれに充分考えられた物で、肝心の味も「食べられる」水準をはるかに超えて「十分美味しい」クラス。フランチャイズの決まりきった変哲の無い味とは違います。


値段の対比で考えれば満席の理由は明らかです。


これならお客様は集まります。


大手が本気でこういう店を展開できれば、父ちゃん母ちゃんの街の中華料理屋さんは形無しです。半端な店では太刀打ちできないかもしれません。


洋食ではもっと生温い形でもファミリーレストランに街の洋食屋さんが淘汰されました。


中華も日本料理もこの先どうなるんでしょう。