誉められチッた


誉められチッた。


お客様に・・・・じゃなくて、保健所に。


飲食店にとって保健所と税務署は鬼門です。


やましい事などなくても保健所がくる、税務署がくるとなるとヤナものです。


何年かに一度、営業許可の更新というのをするのが決まりになっています。


その際、保健所の担当官が調理場のチェックに来ます。


近所の飲食店をまとめて回って許可書の交付となるのですが、調べた中で私ン処の調理場が一番掃除など行き届いて、衛生上好ましいというわけです。


お上から誉められてもねぇ・・・・それなら、食中毒一回くらい大目に見てくれる?(冗談です)


それでも、店をきれいにしているという事を認めて頂いたわけですから悪い気はしません。


私が隅から隅まで磨くのわけではないので、調理場の若いものががんばってくれているおかげです。


掃除と言えば、以前時々話題に上っていた小田原「ラ・ナプール」という小さなフレンチ レストランの調理場の美しさは特筆物です。


TV「チュウボーですよ」に「町の巨匠」として出演して、映っていた調理場があまりにぴかぴか磨きこんであって、盛り台やガスコンロなど目に付くところに余分な物がでていない。よく見るシステムキッチンンのCMのように整っていました。


「まさかね、TV用でしょう・・・」と思ったのに大間違い。


伺った時、チラッと覗いた厨房はTVの通り、いえそれ以上に美しい厨房でありました。


一昔前、ラーメン屋さんなど適度な薄汚さが、美味さの証拠みたいに言われていたことがありましたがどうなんでしょう?


休憩時間にはベースとアンプの回りに集まって音の秘密を探ろうとばかりに覗いています。


この日のライブの感動はおそらく名作レコード20枚分くらいの厚みある物でした。


ジャズでのそういう経験は数限りなくあります。


少しでも、ジャズに興味がある方は一流プレーヤーの小さなクラブでのライブを聞くべきです。


のけぞって固まったまま動けないほどの感動があるかもしれません。