トム・ハンクス


映画「Cast Away」を見てきました。


悪く言えばただのロビンソン・クルーソー映画、でもトム・ハンクスロバート・ゼメキス(監督)なら見せちゃう。納得しちゃうという映画でした。


トム・ハンクスの近頃の充実ぶりは圧倒的です。


無人島でのトム・ハンクスの一人芝居の見事さ、飛行機事故や漂流シーンでのゼメキスの相変わらずのきめ細かさ、迫力。


無人島でハンクスがやせ細るシーンために一年待って、ハンクスも25kg痩せたとか。


ヘレン・ハントも最初と最後に出るだけなのに存在感があって、昨年のアカデミー賞でみたヘレン・ハントとは別人です。美しいだけの人ではない。


という映画の内容もさることながら、初めてヴァージン・シネマのプレミア・スクリーンで見てきました。たまたま、新聞の映画欄のタイムスケジュールを見間違えて、時間が惜しかっただけなのです。


首都圏ではもう当たり前なのでしょうが、ゆったりしたイス、空間。ロビーのバーは昼間の鑑賞にはちょっともったないけど、腰痛持ちのオジさんにはお金では変えられない快適さがありました。


若い頃には、「映画の面白さは、お尻の痛さに反比例する」なんて自慢げに言っていましたが、いまでは財布のゆとりがあれば快適さには変えられないというのが正直なところです。


自分の家のイスで、立派なAVシステムで見られればさらに腰には良いのですが、そのためには恐ろしい予算が必要です。