酒臭い
東京近辺の終電に乗ると、酔っ払いの酒臭さが社内に充満しています。
ビールはまだしも、日本酒を飲んだ後の酒臭さは、オヤジの香りの典型のようにいわれてきました。
幼い頃、店から出て行くお客様は、皆この匂いを漂わせていたものです。
酔っ払いの匂いは終電に乗らなくてもずっと身近にあったわけです。
ところが、今私ン処のお客様はこの匂いがありません。酒臭くはないのです。
ヘベレケになるほど酔われる方が、ありがたいことにほとんどいないということもあるのですが、酒質がいいことが大きな要因だと思います。
吟醸、大吟醸などの米を磨いたきれいなお酒は、飲んだ後酒臭さを発しないようです。
よくある居酒屋の「おねーさん、お銚子一本ね」といって頼む熱燗、三増酒の類に混じる糖類、調味料の化合物がいたずらをするのでしょうか。
きれいなお酒は、二日酔いにもなりにくいようです。
よくお客様に「お前ン処のお酒は残らない」と言われます。
高価なお酒ですから、もったいなくて「残る」ほどたくさん飲まないとも考えられるのですが、やはり、酒臭さと同様、磨いたお米で造ったお酒は二日酔いになりにくいという統計もあるようです。
70%の精米率と、50%の精米率では二日酔いの原因になる「残り方」が違うのだとか。
ということで、私ン処では安心してたくさん飲んでくださいね。
財布の紐をたっぷり緩めて・・・・