掲示板


先週末の土日曜日くらいから、突然掲示板が賑わいはじめ、昨日の書き込み数は40件近くにものぼりました。


しかも内容は、ちょっと覗いたくらいの方では尻込みしてしまいそうなレベルで、管理者の私でさえ、じゃなくて、私など当然のように「へーー!!」とか「ふーーん」とか感心して眺めるばかりでありました。


何しろ、私がコントロールできるような水準のものではなくて、アメーバーのように増殖していくのが怖いくらいです。


まさか恐々始めた掲示板が、こんな姿に変貌するときがこようとは想像だにしていませんでした。


一年半前、ホームページを立ち上げたときには、私自身が他の掲示板に参加したことさえなかったのですが、しばらくして、ある日本酒関連の掲示板に書き込みをするようになりました。


管理者の方は酒屋さんらしく、書き込みにみえる方は日本酒好きな素人さんたちのようでした。日本酒話の内容は今の「弁いち心優しき掲示板」に比べたら、初歩的なもので掲示板の管理者が先生のような感じです。


私も、あまりマニアックに書かないように注意していたのですが、自分のサイトのアクセス数を増やしたいというスケベ根性も働いて、URL、mailアドレスを明記して書き込みを続けていました。


ある日、掲示板の管理者らしき方(そうとは書かれていませんでしたが)からmailが届きました。板前日記へのご批判でした。


芋焼酎森伊蔵」が入手困難で、蔵へ問い合わせても販売店を教えてもらえず、(電話抽選の方法を教えてくれましたが)それでいて、ANAのファーストクラスでは買うことができる・・・なんか釈然としないな”というような趣旨の日記の内容をご覧になって、森伊蔵という蔵のこれまでの苦労と辛酸を知らずして、批判的なことを書くな(ご苦労は十分情報として知っていたのですが)というmailでした。


それだけなら、申し開きもできるのですが、そのmailの直後、その掲示板へのアクセスも、関連の多数ある掲示板へのアクセスもできなくなっていました。


「こういうホームページを主催する人間に書き込みの資格はない」ということなのでしょうか。


それはショックでした。


掲示板への書き込み内容自体に問題があるのではなく、私のホームページ自体に問題があると宣告されたような気持ちで、その夜は一睡もできないほどでした。


こんな経験から、掲示板を作ることを躊躇し続けていたのでした。


掲示板に書き込むこと自体に未熟で、管理者としての資質に自ら疑問を感じつつ、恐る恐る出来上がった「心優しき掲示板」ではありますが、実際に立ち寄ってくださる方々は、その名の通り心優しき方々ばかりです。


節度をわきまえ、言葉を選び、時にまぜっかえし、時に突っ込みを入れる。私から見れば常連の達人たちがこの掲示板を守って下さっているような心強い気分に浸ることができます。


常連の皆様も、まだ書き込みをなさっていないネットお得意様も、是非参加なさってみてください。皆様方が作り上げる新しい世界です。