男達の贅沢
マニアが読む二輪マガジンの編集がお仕事のお得意様のお話。
「30代〜40代の主な読者は、バイクをチューンアップするのに苦労してるんですよ」
せっせとへそくりを貯め、バイクの部品を家族に内緒で、「書籍」の名目で送ってもらうのだそうです。「これで、2馬力性能が上がるんですよ」と。奥様に見つかれば・・・・
エンジンの設計がお仕事のあるお得意様のお話。
お仕事でイタリアはアルファ・ロメオ(有名な車)の工場へ出かけたそうです。
試乗したアルファ156があまりに素晴らしく、「こういうのに乗ってみたい」みたいな話を熱心にしたら、帰国後,FAXで「いつでも156送ってやるが、どうする?」と連絡が入りました。
しかたなく(??)奥様を説得して手に入れたそうです。
言葉上の行き違いがあったのか?深謀であったのか?は知りません。
でも、残業の後の深夜の帰宅がうれしくてならないと、うれしそうにお話をなさっていました。(飛ばせますからね。)
いつもオシャレなあるお客様。
普通の白いシャツをおめしでも、とても素敵です。
「いいシャツですね」と申し上げると、「やっぱりわかっちゃいますかねぇ」と
イタリアのフライ社が作った絹のようにきれいな素材で仕立てたシャツなのだそうです。4万円とか5万円とか・・・?普通の白シャツなのに。
「家内にもばれて、バーゲンで安かったって言い訳しといたんですけどね」
ワインの美味しさをよくご存知のあるお得意様。
高級ワインも誘惑に負けてつい買ってしまいます。
奥様には「1980円だよ」と言っとくんだそうです。
1980円ならと、残ったワインが即ワインゼリーに化けてしまいます。
美味そう・・・・・。
男達の贅沢は悲しくて、かわいい。